学び直し(リスキリング)で「好き」を仕事に。50代から始まるセカンドキャリアの実態教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」を運営するストリートアカデミー株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長CEO:遠田望)は、50代以降の学び直し(リスキリング)とセカンドキャリアに関する調査を実施しました。人生100年時代において、定年後を単なる「キャリアを終える世代」とするのではなく、「新しいキャリアの始まり」とする動きが進んでいます。ストアカでは近年、約5,000人を超えるプレシニア・シニア層の方々が自身の経験やスキルを活かして講師として活動しており、スキルシェアという新たな働き方が確立されています。本調査では、50代以上の方々が学び直しを通じて、セカンドキャリアにどのような影響を与えているのか実態を調査しました。調査概要調査期間:2025年10月2日(木)〜10月18日(土)調査方法:インターネット調査調査対象:50代以上のストアカユーザー有効回答数:293名※引用・転載時は「学びのマーケットストアカ調べ」と明記ください。サマリーキャリア志向:50代の約3割が「定年後は現役時代とは異なる分野でのキャリアにチャレンジしたい」と回答セカンドキャリアへの準備:50代の約4割が「資格取得や学び直しなどでセカンドキャリアの準備をしている」と回答目指す働き方:「趣味や特技を活かしてキャリアを築きたい」が5割学び直しの活用:約3割が、学んだスキルを「副業・副収入」に活用学び直しの内容:人気の学びテーマは「AI活用スキル」教える活動の効果:教える活動を行う60代の半数が「生きがいができた」と回答1.50代の3人に1人が“セカンドキャリアは異分野への挑戦”を志向経験に頼らず、新しいフィールドで活躍したいという動き50代にセカンドキャリアの志向について尋ねたところ、32%が「現役時代とは異なる分野のキャリアに挑戦したい」と回答しました。さらに、そのうちの45%がすでに資格取得やリスキリングを通じて準備を始めていることが明らかになりました。また、セカンドキャリアの方向性として、「趣味や特技を活かしてキャリアを築きたい」と回答した人は全体の約5割に上り、“好きなことを仕事にする”ことを軸にしたキャリア選択が進んでいます。こうした動きの背景には、退職後も社会との関わりや役割を持ち続けたいという思いが高まっているほか、オンライン学習やスキルシェアサービスの普及によって、個人が新しいスキルを身につけ、キャリアを転換しやすい環境が整ってきたことも影響していると考えられます。<回答者の声>・会社員時代にできなかった“好きなこと”を、今こそ仕事にしたい・これまでの経験を社会に還元しながら、新しい分野で活躍したい・定年後に向けて、独立や教える活動の準備を始めている2.セカンドキャリア準備の目的:収入の安定+社会とのつながり“働く理由”が多様化し、自己実現のための学び直し(リスキリング)が拡大セカンドキャリアの準備を行う目的として最も多かったのは、「好きなことや得意分野を活かして自己実現するため」という回答でした。次いで、「定年後の収入を確保し、生活の安定を図るため」となっています。また、「心身の健康を保ち、生活にハリを持たせるため」や、「社会とのつながりや人間関係を維持するため」といった回答も多く、定年後のキャリアの目的は単なる収入源ではなく、生きがい・役割・つながりの源として捉える意識が強まっていることがわかります。さらに、収入の確保と自己実現・社会参加の両立を意識している50代は48.8%にのぼりました。これは、従来の「働く=生活のため」から、「働く=生きがい・社会との接点」へ価値観がシフトしていることを示しています。<回答者の声>・年金だけでは不安だが、ただ働くだけでなく社会とつながる形で続けたい・学び直しを通じて“第2の人生のテーマ”を見つけたい3.リスキリング実践者の3割がスキルを副業・副収入に活用“学び直し”が新しい働き方の起点に今回の調査では、リスキリング経験者の約3割が、すでに学んだスキルを「副業・副収入」に活用していることが分かりました。学び直しが単なるスキル習得ではなく、働き方の再設計につながっていることを示しています。4.シニア世代の学び直しで最も人気の分野は「AI活用スキル」AI活用や発信スキルが、シニアの学びとキャリアをアップデートシニアの学び直しにおいて、最も多く選ばれた学習ジャンルは「AI活用スキル」でした。回答者からは、「今後の働き方において必要性が高まると感じている」「未知の領域だが新しい強みになると考えている」など、中長期的なキャリアを見据えた理由が多く見られました。次いで「SNS・動画活用スキル」が挙げられ、こちらは「情報発信を通じて新しい人とのつながりを広げたい」といった、社会的つながりの形成や活動の場を広げる目的が目立ちました。5.教えることで得られた“生きがい”と“つながり”スキルシェアが人生後半の自己実現を後押しストアカでは5,000人を超えるシニアが自身のスキルを活かして講師として活動しています。すでに教える活動を行っている60代以上の方に「教える活動をしてよかったこと」を尋ねたところ、約半数が「目標ができたことで生きがいを感じている」と回答しました。“教えること”が人生後半の自己実現や幸福感を支える行為となっていることがわかります。また「コミュニティが広がった」が次いで多く、リスキリングを通じて得たスキルが、単なる知識ではなく他者とのつながりを生む“社会的資産”になっている点が特徴です。早期にスキルを磨き直し、「教える」「伝える」などのアウトプット型活動を始めることで、60代以降の“収入+生きがい”の両立が可能になるという傾向が見られます。<回答者の声>・退職後に始めた講座で、毎週楽しみに通ってくれる生徒がいることが励みです・教えるたびに自分も学び直せている・誰かの役に立てることが、生きる張り合いになっている6.まとめ50代からの学び直し(リスキリング)が、“スキルシェア”という新しい生き方を拓く今回の調査結果から、リスキリングが50代以降のキャリア再構築において重要な役割を果たしていること、そしてその延長線上に「スキルシェア(教える活動)」という新しい生き方が広がっていることが明らかになりました。学び→教える→つながる→生きがいを感じるという好循環が、人生100年時代における“新しい働き方”のひとつのモデルとなりつつあります。ストアカでは今後も、ミドルシニア・シニアの方々が学びを通じて自己実現し、社会に貢献できる環境を拡充してまいります。