【調査レポート】夫に「定年前活動」をしてほしい女性、約7割。夫の老後の過ごし方に、金銭面以外の不安を感じている女性は約5割。

40代以上の女性を対象に、『今から始める「定年前活動」』に関する調査を実施

教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」を運営するストリートアカデミー株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長CEO:藤本 崇)は、ストアカで学んでいる40代以上の既婚女性ユーザー594名に対して、『今から始める「定年前活動」』に関するアンケート調査を実施しました。また、セカンドキャリアコンサルタントで「退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書」著者の髙橋伸典氏に調査結果へのコメントをいただきました。

▢調査サマリー

◆「定年前活動」「定活」という言葉を「知らない」女性は、67%。
まだ「定年前活動」の言葉が定着しておらず、行動に移すきっかけを持てていない人が多いことが伺える結果となりました。

◆配偶者の老後の過ごし方に、金銭面以外の不安を感じるのは約半数
配偶者の老後の過ごし方に、金銭面以外の不安を感じるか聞いたところ、「強く感じる/まぁ感じる」と答えた人が50.5%と約半数に。女性の2人に1人は夫の老後の過ごし方に不安を感じているという結果となりました。

◆配偶者に定年前活動をしてほしい女性は、約7割。
配偶者に「定年前活動」をしてもらいたいと思うかという質問に対し、「ぜひしてほしい/まぁしてほしい」と答えた人が合計で68.8%と、約7割もの女性が、夫に定活をしてもらいたいと思っているという結果となりました。

その理由は、「老後の収入と脳機能の低下が心配なので」「生きがいがあるほうが健康的で長生きしてくれると思うので」など、金銭的な理由の他に、健康で楽しく暮らして欲しいからというパートナーを思いやる理由が目立ちました。

▢専門家によるコメント
セカンドキャリアコンサルタント 髙橋伸典氏(著書「退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書」)
多くの女性が老後に前向きである一方で、配偶者に関しては、心配であると考えられています。定年前後の男性は仕事に追われ、将来の生き方について十分考えないまま定年を迎えるケースが多いと思われます。
定年前活動として何から始めていいのかわからない方も多いことでしょう。先ずは楽しめる趣味を持つ、新しいことを学ぶ、得意なことを仕事にする、などをパートナー同士で話してみることから始めてみると良いでしょう。

▢調査背景
人生100年時代において、定年後の人生をどのように充実させるかという視点が重要になってきました。良い老後生活を過ごすために、定年退職する前から準備をしようという「定年前活動(定活)」の考え方が定着しはじめています。

一方、定年が間近に迫るまでは、老後の生活を考えることがなかなか想像できないのも事実です。9月は「老人の日」や「敬老の日」などがあり、自分と家族の将来にも目を向けやすい時期であることを受け、ストアカでは「定年1年目の教科書」著者、髙橋伸典氏と共に「定活」に関するコラボ企画を実施することにいたしました。コラボ企画を前に、ストアカで趣味や学びを楽しむ女性ユーザーが、自身のパートナーの老後についてどのように認識しているのか把握すべく、本調査を実施しました。

▢調査概要
調査期間:2022年9月2日~9月6日
調査手法:WEBアンケート
調査対象:40歳以上の既婚女性ストアカユーザー
有効回答者数:594人
有効回答者の年代:40代 41.4%(246人)、50代 47.6%(283人)、60代 9.8%(58人)、70代以上 0.8%(7人)
※本調査を引用いただく際は、「ストアカ調べ」とご記載ください。

▢調査結果

  • 「定年前活動」「定活」という言葉を知っていますか?

「定年前活動」「定活」という言葉を「知らない」女性は、67%。
「定年前活動」「定活」という言葉を知っているかどうか聞いたところ、「知らない」が68.9%で最多に。「言葉の意味や、何をするのか知っている」という人は7.7%、「聞いたことはあるが、内容はよく知らない」という人は25.3%となり、約3割の人は「定年前活動」を知ってはいるものの、何をするのかまでわかっている人は少ないということがわかりました。

  • あなたから見て、配偶者の老後の過ごし方について、金銭面以外の不安を感じますか?(趣味や仕事、ボランティア活動など)

配偶者の老後の過ごし方に、金銭面以外の不安を感じるのは約半数
既婚女性から見て配偶者の老後の過ごし方について、金銭面以外の不安を感じるかどうか聞いたところ、「強く感じる」もしくは「まあ感じる」と答えた人が50.5%という結果に。「あまり感じない」と答えた人は39.2%、「感じない」人は10.3%で最下位でした。普段一緒に過ごしているであろう夫婦の間であっても、妻の2人に1人は、夫の老後の過ごし方に不安を感じていることが伺えます。

  • 配偶者に「定年前活動*」をしてもらいたいと思いますか?配偶者が定年を迎えている方は、定年までに定年前活動をしてほしかったかどうか、お答えください。

配偶者に定年前活動をしてほしい女性は、約7割。
配偶者に「定活」をしてもらいたいかどうかを聞いたところ、「ぜひしてほしい」もしくは「まあしてほしい」68.8%と7割に近い結果となりました。「それほどしてほしいとは思わない」もしくは「する必要はない」と、積極的でない人は13%と少数派でした。一方、18.2%の人が、すでに定活をしているという事実もわかりました。妻は夫に、「定年前活動をしてほしい」と思っているようです。

  • 定年前活動を「ぜひしてほしい」または「まあしてほしい」と答えた理由を教えてください。

定活を「ぜひしてほしい」または「まあしてほしい」と答えた方に、その理由を尋ねたところ、以下のような回答がありました。

  • 定年した後、家に籠って欲しくない。外に出る事や打ち込めること、楽しみをもってもらいたい。
  • 老後の収入と脳機能の低下が心配なので。
  • 老後の蓄えは、重要だから、なるべく働けるだけ、働いててほしい
  • 家にいるよりは、社会とのつながりを持ってほしい
  • 生きがいがあるほうが健康的で長生きしてくれると思うので。
  • なにかを磨くことで、老後も健康面・精神面・金銭面での苦労を軽減できると思われるため。
  • 金銭面でも精神面でもお互いに自立していたい
  • 仕事ばかりで趣味に打ち込む様子がなく、魅力的でないと一緒にいるのも嫌になりそうな為
  • 現在の仕事以外のことは、あまり考える余裕がないようなので。

金銭的な不安の他に、「生きがい」がある方が元気に過ごせる、また長生きして欲しいからという、パートナーを思いやる声が多数寄せられました。理由があるようです。一方、「魅力的でないと一緒にいるのも嫌になりそう」「お互い自立していたい」という厳しい意見もありました。また、現在の仕事で忙しすぎるために考えていないというコメントもあり、将来に向けて考え、話し合う時間が足りていないケースもあるようです。

▢総括


40代以上の既婚女性は、配偶者の老後に「生きがい」や「社会とのつながり」を持って楽しく暮らしていくために、多くが「定年前活動」をしてもらいたいと思っていることがわかりました。

一方で、「定年前活動」が謳われ始めてまだ日が浅く、何をすれば良いのかわからないという問題や、実際に定年が近付くまで具体的な行動に移せないという問題があります。

ストアカは、世代に関係なくオンライン・対面でレッスンを受講することができ、現在も生徒として、また、先生としてシニアユーザーが活動されていて、定年前活動や定年後の「生きがい」となる活動をする場としてもご活用いただいています。ストアカでは、サービスの提供を通して、人生100年時代のキャリア作りや生きがい探し、学びを楽しむ皆様のサポートをしてまいります。

▢「定活」、何からはじめれば良いのかわからない人に向けて、トークセッションを開催

ストアカ✕「定年1年目の教科書」コラボ企画の1つとして、定活をスタートさせたい方に向けたオンライントークセッションイベントを開催いたします。

【タイトル】
オンライントークセッション
「定年1年目の教科書」著者・髙橋氏と考える あなたの強みの見つけ方と、それを即座に発揮できる方法とは ースキルシェアをセカンドキャリアにする

【開催日時】2022年9月21日(水)19:00~20:30
【参加費】無料
【使用ツール】YouTube Liveにて実施


【参加方法】事前申込みが必要です。
募集要項:https://note.street-academy.com/n/n8909a5f9a695
上記ページより「イベントに申し込む」をクリックし、フォームに必要事項をご記入の上、お申し込みください。お申込をいただいた方に、後日、当日のURLをご案内します。
【申込締切】2022年9月19日(月・祝)

【内容】

  • 髙橋さんに聞く「定活とは?あなたの強みの見つけ方と、それを最大限に活かす仕事とは?」(約40分)
  • 先輩シニア先生にインタビュー!(約30分) ゲスト:ストアカ講師 豊住 久先生
  • なぜセカンドキャリアに挑戦しようと思ったのか
  • なぜストアカ講師の道を選んだのか?など
  • 質疑応答

【抽選プレゼント】
今回のイベントに参加された方の中から抽選で3名に書籍「退職後の不安を取り除く 定年1年目の教科書」をプレゼント!当選の通知は、当選者のみに、後日メールにてご案内させていただきます。

【注意事項】
収集した個人情報(メールアドレス)は、本イベントのご案内およびプレゼント当選のご案内を目的に利用いたします。プレゼント抽選に当選された場合、当選者の個人情報をプレゼント発送元の日本能率協会マネジメントセンターに提供いたします。その際、収集した個人情報はプレゼントの発送の目的のみに利用いたします。

▢「定活」、副業先生をはじめたい人に向けて、学びのロードマップを公開

「定年前活動」の1つとして、人生100年時代を見据え、40~50代からセカンドキャリア作りに向けて、本業とは異なる「生きがいとなる仕事探し」をしてみませんか?「スキルシェア」に挑戦してみたい方や、定年前活動をスタートさせたい!という方に向けて、ストアカ先生デビューまでのロードマップを公開しました。

【定活中のミドルシニア層向け】副業先生を目指す、学びのロードマップ│おすすめ講座付き
https://note.street-academy.com/n/n30c09986ac60