教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」を運営するストリートアカデミー株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長CEO:藤本 崇)は、「アフターコロナ時代の主婦の副業」に関する調査を実施しました。■調査サマリーコロナ禍での習い事と副業の関連性(1)コロナ禍で学んだことを仕事や副業に活かしている人が約半数(2)コロナ禍で学んだスキル第1位は「コミュニケーションスキル」(3)新しいことを学び始めた理由 第1位は「自分磨きを始めたいと思ったから」コロナ禍での学びを活かした収入の変化(1)副業による収入金額が昨年と比べて全体的に上昇(2)コロナ禍でスキルアップをして収入アップしたママが半数副業における目的意識の変化(1)副業の目的は収入アップに次いで「人の役に立ちたい」(2)副業で得たお金は自己投資に使いたいが7割■調査背景新型コロナウイルスの世界的なパンデミックは、社会や経済に大きな変化をもたらし、特に主婦層においては、外出制限や子供の学校の休校などの影響により、生活環境が大きく変化しました。新たな働き方や学びの機会を模索し、ストアカではコロナ禍での主婦のユーザーが先生・生徒共に増加しました。例えば、自宅のキッチンを活用してオンライン料理講師として活動するなど、新たな働き方も確立されました。アフターコロナ時代の今、主婦やママの副業について改めて調査を行うことで、コロナ禍で学んだスキルと副業の関連性、さらに副業による収入の変化や目的意識の変化について解き明かします。■調査概要調査期間:2023年5月19日(金)〜5月25日(木)調査手法:WEBアンケート調査調査対象:ストアカの女性ユーザー有効回答者数:464人有効回答者の年代:20代 1.9%(9人)30代 8.8%(41人)、40代 31.5%(146人)、50代 39%(181人)、60代 16.4%(76人)、70代 2.4%(11人)※本調査を引用いただく際は、「ストアカ調べ」とご記載ください。■調査結果■コロナ禍での習い事と副業の関連性(1)コロナ禍で学んだことを仕事や副業に活かしている人が約半数コロナ禍で新しいことを学んだ人の割合は全体の76%でした。さらに、「学んだことを仕事や副業に活かしていますか?」という質問に対しては、約半数の人が学んだスキルを実際の仕事や副業に活用していることが明らかになりました。この結果から、多くの人々がコロナ禍での学びを積極的に活かし、自身の働き方をアップデートしていることが伺えます。新たに身につけたスキルを活用することが、個人の成長や働き方の多様化につながっていることが分かります。(2)コロナ禍で学んだスキル第1位は「コミュニケーションスキル」コロナ禍で学んだスキルの中で最も多かったのは「コミュニケーションスキル」であり、次に「資格関連のスキル」第3位は「語学スキル」という結果になりました。コロナ禍での学びにおいて、仕事に直結するスキルが高い関心を集めていたことを示しています。コミュニケーションスキルの重要性は、汎用性が高いスキルであり、オンラインでのコミュニケーションが増えたことによるものと考えられます。また、資格関連のスキルは、自己啓発やキャリアアップへの意欲が高いことを反映しています。(3)新しいことを学び始めた理由 第1位は「自分磨きを始めたいと思ったから」コロナ禍で新しいことを学んだ方に、その理由を尋ねた結果、第1位の回答は「自分磨きを始めたいと思ったから」でした。第2位は「新しい趣味を始めたいと思ったから」、そして第3位は「副業を始めたいと思ったから」という結果が得られました。これらの回答から、コロナ禍において社会が大きな変化を経験したことにより、多くの人々が自己成長に注力していたことがうかがえます。個人が自身のスキルや能力を向上させることによって、不確実性の高まる社会において、自らの可能性を広げようとしている様子が伺えます。また、副業への関心も高く、目的意識を持って学ぶ方が増えています。■コロナ禍での学びを活かした収入の変化(1)副業による収入金額が昨年と比べて全体的に上昇副業による月間の収入に関する質問に対して、昨年の調査※では、収入が1万円以下の回答が38%で最も多かったのに対し、今回の調査では1万円から3万円の収入が28.2%で最も多く、次いで1万円以下が26%でした。この結果から、全体的に副業による収入額が増加している傾向が伺えます。収入が増えた要因として「新しい副業や仕事を始めた」という回答が最も多く、次いで「同じ副業で報酬額を上げた」という結果になりました。※2022年5月27日(金)〜6月10日(金)に同様の調査を実施(2)コロナ禍でスキルアップをして収入アップしたママが半数現在育児中の女性にコロナ禍(2020年3月〜2023年2月)と現在の収入の比較に関して尋ねた結果、52%の方が収入が増えたと回答しました。増加した要因として、新しい副業や仕事を始めたことが最も多く挙げられました。■副業における目的意識の変化(1)副業の目的は収入アップに次いで「人の役に立ちたい」副業や副収入を得る活動において、目的について尋ねた結果、「収入アップ」(72%)が第1位でした。第2位の目的は「人の役に立ちたい」(64%)であり、収入アップに次ぐ高い割合をしめしました。昨年の調査では「人の役に立ちたい」と答えた方は46%だったことから、大幅に増加していることがわかります。この結果から、副業を行う人々にとって収入アップが重要な目的である一方で、自分の得意なことをいかした社会貢献への意識や自己成長の欲求も高まっていることが分かります。長く続いた自粛期間やリアルな場で他者と関わる機会が減っていたコロナ禍を経て、より人とのつながりや共存に対する意欲が高まった結果でもあると、弊社では推察しています。(2)副業で得たお金は自己投資に使いたいが7割副業で得たお金の使い道を尋ねた結果、「自己投資(スキルアップのための学習、書籍、設備費など)」と答えた人が73%にものぼりました。次いで「お小遣いとしての利用」(57.4%)、「生活費の補填」(47.9%)という結果になりました。この結果から、副業を通じて得た収入を自己成長や能力向上のために積極的に活用したいという意識が高いことが分かります。これにより、副業が単なる追加の収入源だけでなく、自己成長や能力向上のための資金源として重要な役割を果たしていることが示されます。■まとめコロナ禍で学んだスキルを仕事や副業に活かしている人が約半数いることが明らかになりました。多くの人がスキルアップを通じた自己成長に注力し、副業による収入も増加の傾向が伺えます。収入アップが大きな目的ではあるものの、同時に、人々の社会貢献への意識や自己投資の欲求も高まっています。副業を通じて得た収入の多くは自己投資に使われており、個人の成長や能力向上に積極的に活用されています。これらの結果から、コロナ禍において学びと副業が密接に関連し、個人の成長や働き方の多様化に寄与していることが分かります。アフターコロナ時代において、主婦やママの副業の形態は変化し、学びと収入の関係性が強まっていると考えています。ストアカは、変化する社会に対応し、多様な学びの機会を提供することで、個人の成長を今後もサポートします。