ユーザーへの取材を通じて「教える」「学ぶ」という関係性を超え、オンラインだからこそより強固につながる、現代版“学び舎”の姿が見えてきた教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」を運営するストリートアカデミー株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役社長CEO:藤本 崇)は、現在ストアカで人気のオンラインコミュニティのオーナー(講師)と参加者(生徒)に取材を行い、まなびのオンラインコミュニティにどんな魅力やメリットがあるのかを取材しました。【取材結果まとめ】取材の結果、講師オンラインコミュニティを運営する意義として、大きく以下の2点を感じていることがわかりました。・単発のレッスンでは身につかないスキルを講師や仲間と一緒に磨くことができる・参加者が積極的に企画し、アイデアを出し合うことで、講師にも学びが生まれるまた、参加者がオンラインコミュニティに参加する魅力として、下記のようなコメントが目立ちました。・先生の人柄に引き寄せられた気の合う仲間と切磋琢磨できる・コミュニティを通じて気軽に相談できる「横のつながり」ができる・継続的なスキルアップを通じて人生を変えられる【背景】昨今、芸人や俳優などの著名人によるインターネット上の会員制コミュニティ「オンラインサロン」に注目が集まっています。こうした著名人によるオンラインサロンの魅力の代表例として、憧れの芸能人とつながりコミュニケーションを取れることが挙げられます※。一方、ストアカではいわゆる著名人・芸能人ではない、一般の講師による「オンラインコミュニティ」に多くの参加者が集まっています。今回は、そのようなオンラインコミュニティにどのような魅力と可能性があるのか、コミュニティを運営するオーナー(講師)と参加者に取材を行いました。※参照元:exciteニュース【取材対象オンラインコミュニティ】①市川達也氏(オーナー)■コミュニティ名:ストアカ講師の広場!人気講師を目指す先生たちの師弟共学コミュニティ■加入者数:83名(2021年6月17日時点)■プロフィール:2009年から教育業にて講座開発や教材作成を担当している会社員。スキルアップのため講師養成講座を受講しているときに白戸三四郎氏と出会い、学びの作り方やメンタリズムについて学ぶ。次第に「自分の講師として受講生の前に立ちたい」という気持ちが募り、2018年にストアカでセミナー講師としてデビュー。 少しずつ活動が実を結ぶ中でストアカ講師の魅力に取りつかれ、現在は講師デビューをサポートする講座やコミュニティを中心に展開している。主な講座は「ストアカ講師になろう」であり、同名のYouTubeチャンネルも運営している。■オンラインコミュニティオーナーの声(アンケート内容を一部抜粋・引用)[Q.オンラインコミュニティの活動内容]ストアカ講師のための交流・学びのコミュニティです。普段は「ストアカ攻略の情報発信」「講座作成や集客へのアドバイス」「質問・雑談」などFacebookグループでの交流が中心です。多いときには1日100件以上の書き込みがあります。また「Zoom交流会と勉強会の開催」「模擬授業への参加とフィードバック」も行っています。この中でも最も大きな学びを生み、成果にも直結するのが「模擬授業」です。模擬とは言っても通常どおりに行っていただきますので受講料が発生します。先生には本気で講座を進行していただき、参加者全員で講座へのフィードバックやアドバイスを行います。ここから新しい価値が生まれることが多いです。中には、講座内容がガラリと変わって満足度の高い講座へと仕上がった先生もいれば、フィードバックをきっかけに新講座が生まれた先生、コース制のバックエンドやコミュニティを構築できた先生もいます。以上のように、先生方の背中を押す場や学びを生み出す場として活動しています。[Q.参加者とのコミュニケーションで意識していること]「共感」「調和」「安心できる場づくり」です。参加者がストアカ講師として成果を上げられるようになることも大切ですが、コミュニティとしての和を保つことも大切にしています。コミュニティが盛り上がり、学びが創れるかどうかは「みんなが投稿しやすい場づくり」にかかっています。そのため、最初に行ったのが「情報提供する際に質問文を入れる」「Facebookグループのアンケート機能を使用する」など、返答のきっかけを作ることです。それから「私の講座ページにツッコミを」「嬉しい報告掲示板」「講師に役立つ講座・書籍・動画」などのトピックを用意することでも投稿が活性化します。さらに、私が一時的に「あなたの講座ページを書きます」という無料企画を始めたら、それに続いて参加者が「企画や発想のお手伝いをします」「サムネイルを作ります・修正します」「ストアカ実績管理ツールの提供と勉強会」など、様々な企画を立ち上げて動いてくれるようになりました。このように、投稿・コメントしやすい場づくりを行った上で、講師自身がコミュニティ内での行動の仕方を実践することで積極的に行動する方が増えていきます。[Q.コミュニティ運営のコツ]自分の強みに合わせてコミュニティのスタイルを決めることです。私の強みは「共感・調和・適応性」なので、基本的に「ゆるく、居心地がいいコミュニティ」になっています。反対に、私は戦略や設計が苦手なので、コミュニティや参加者の数値目標や最終到着地点は定めていません。あまりガツガツするのは私の性に合わないのです。このように自分の強みに合わせて方針を決め、その方針に納得する方に参加していただくのがおすすめです。熱量で引っ張っていくか、数字や根拠を大切にするか、楽しくワイワイするか、優しくサポートするか…。講師にも色々な方向性があると思います。■オンラインコミュニティ参加者の声(アンケート内容を一部抜粋・引用)[Q.オンラインコミュニティの活用方法]・普段からの講師仲間とのコミュニケーション。勉強会や交流会には必ず参加しています。模擬授業に関しては自ら新講座を立ち上げた時は必ず模擬授業を開催し、講師の皆さんに受講していただいてアドバイスをいただきます。・活発な先生達が多数いらっしゃるので、各先生が主体的にミニイベントや勉強会を開催してくれて、それに参加して交流を深めたり、沢山の学びを得ています。私も、講師の広場限定で高額講座を破格値で開催したりしていますが、皆さんにメリットを感じてもらうことで、沢山の先生方とお話する機会を得て楽しい時間を過ごすことができています。[Q.先生のオンラインコミュニティに参加する魅力]・市川先生の人柄・キャラクターがコミュニティに浸透している点は魅力だと思います。・オンラインでもリアル以上に人間味あふれる場所があることに感動しました。 多くの方が、市川先生の人柄に惹かれて参加されているせいか、とにかく人を思いやることのできる人間力のある素敵な方が多いのがこのコミュニティの魅力だと思います。・このコミュニティに参加する前は「オンライン講師は孤独だ」と常日頃から感じていましたので、参加してからは、仲間と一緒に講師業をしているんだ!という気持ちで、とても心強いです。[Q.このコミュニティを一言で表現すると]・ひとつは孤独な講師生活を一変させてくれた場所。もう一つはさまざまなトライを暖かく見守ってくれる場所です・いつでも相談できる仲間がいる心強い場所です。 いろんなジャンルのスペシャリストが集まるコミュニティですので、普段出会う機会のないその道の専門家に悩みを相談することもできます。②髙橋恵一郎氏(オーナー)■コミュニティ名:【ザ・プレゼン道場】PRESENTATION×オンラインプラクティス■加入者数:32名(2021年6月17日時点)■プロフィール:2003年に早稲田大学教育学部理学科を卒業後、日立製作所に入社。官公庁をクライアントとしたシステム営業に従事する。その後、金融機関での営業企画や教育系ベンチャーでの新規事業企画を経て、2014年にプレゼンのデザインを手掛けるスタートアップにコアメンバーとして参画。同業界においては異例の「人材育成事業」を立ち上げ、事業責任者として戦略立案および推進を行う。2016年、プレゼンテーション・プロデューサーとして独立。プレゼンの内容づくりや資料デザイン、伝達技術まで、プレゼンに関するトータルなコンサルティングを手掛ける。これまでに、年商数億円から数兆円規模の大企業、中小企業において、新社会人から経営者クラスまで幅広い層を対象とした指導実績がある。自身の、様々な成功&失敗体験を通じて構築した、表面的でない本質的なプレゼンメソッドが売り。著書に『いちばんやさしい資料作成&プレゼンの教本』(インプレス)。■オンラインコミュニティオーナーの声(アンケート内容を一部抜粋・引用)[Q.オンラインコミュニティの活動内容]毎月1回、プレゼンをつくって練習し合う「プレゼン練習会」がメインの活動です。これは、毎回プレゼンのコツを私からお伝えして、そのあとに実際にプレゼンを練習し合う場です。毎月1回定期的にプレゼンを練習していただくので、メンバーの皆さんは着実にプレゼン力をレベルアップすることができます。さらに価値あるコミュニティにするため、私が運営しているYouTubeチャンネル「ザ・プレゼン大学」と連携し、このチャンネルで定期的に配信している「プレゼン資料ブラッシュアップLIVE(私がプレゼン資料を綺麗にしていく様子をライブ配信するコンテンツ)」をフルにお楽しみいただけるようにしています。リアルタイムでライブを視聴し、アーカイブ動画もご覧いただけて、さらに私がライブ中にブラッシュアップしたプレゼン資料(PowerPointデータ)をゲットできます。[Q.参加者とのコミュニケーションで意識していること]参加者の中には、コミュニティ活動に慣れているメンバーもいれば、慣れていないメンバーもいらっしゃいます。慣れているメンバーは自発的にコミュニケーションを取っていただけますが、慣れていないメンバーは、練習会で一回も発言せずに終わってしまう、なんてことにもなりかねません。そのような状況を防ぐため、こちらから発言を促すように意識しています。また、これはオンラインコミュニティに限ったことではなく、通常の講座でも同じことが言えるのですが、参加者の皆さんにリラックスしていただけるような雰囲気づくりを目指しています。[Q.コミュニティ運営のコツ]単に人を集めるだけではコミュニティを継続できないので、「そもそも継続的な活動が必要となるコンテンツを月額サービスとして提供する」というのが、オンラインコミュニティの本質だと思います。ですので、自分が持っているコンテンツの中で、継続的なかかわりが必要となるものを見つけて、それをオンラインコミュニティ化することが一番大切なコツでしょうか。「プレゼンは継続して練習しないとレベルアップできない」ので、ザ・プレゼン道場は、まさにこのオンラインコミュニティにピッタリだったと思います。また、これは私自身の今後の課題でもありますが、私のようなコミュニティ主催者からメンバーへ、という一方通行なコミュニケーションではなく、メンバーから主催者へ、また、メンバー同士のコミュニケーションの場を増やすというのも、オンラインコミュニティの大切な要素ではないかと思っています。■オンラインコミュニティ参加者の声(アンケート内容を一部抜粋・引用)>[Q.オンラインコミュニティの活用方法]・毎月、プレゼンにおける確認項目が取り上げられ、練習の中でひとつひとつ自分の中で意識し、それに対して参加されているメンバーの方からの第三者チェックがその場でもらえることが良い刺激になっている。・1月に1度行われる「プレレン会」では、先生に教えて頂いた型(スーパーホールパート法)を活用し、事前準備を行います。可能な限り、パワポで資料作成も行うようにしております。当日はその資料を利用し、プレゼンを行います。3~4名程度に分かれて適格なフィードバックも頂ける為、とても実践的です。[Q.先生のオンラインコミュニティに参加する魅力]・まず第1に、髙橋先生の人柄です。真面目で丁寧な印象ですが、反面気さくで人間味のある方です。第2に、参加されている生徒さんの人柄です。様々な方が参加されており、お話をお聞きするだけで勉強になります。・髙橋先生のお人柄のおかげだと思うのですが、コミュニティに参加される方々が皆向上心があり、良い方が多いことが魅力だと思います。お互いに切磋琢磨できる環境が整っているからだと思います。[Q.このコミュニティを一言で表現すると]・人生を変えた場所・プレゼンマスターを目指す人が集う場所みんなで盛り上げていきたくなる場所— — —【データ分析・ユーザー意識・動向調査について】ストアカは「おとなのまなび」に関するサービス提供者として、今後もユーザーのサービス利用動向や意識調査といった情報や分析データを随時公表していく予定です。